資本金をいくらにするか
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資本金をいくらにするか

2015年07月18日(土)7:31 AM

会社を設立しようという方から相談をよく受けます。

「資本金はいくらにしたらよいでしょう?」

私は答えます。「いくらでも良いですよ~昔と違って300万円とか必要ないんです。1円だって良いんです。」

皆さんここで、少し安堵されます。1円で会社を作れる、代表取締役になれるのですから。

でも、気を付けなくてはいけない3つのポイントがあります。

 

1.取引先は、資本金の額が低いと取引をしてくれなくなることがあります

相続税対策の資産管理会社や節税対策のプライベートカンパニーでしたら、資本金は少なくてOKです。

よく、「資本金=会社の体力なので、資本金が少ないと融資が受けられない」と言われますが、実際は資本金が少なくとも融資は受けられます。

ただし、起業したばかりの会社の場合は、取引できる金融機関が限られています。こちらは下記3でお話しします。

 

2.資本金1000万円を境に、消費税やら均等割やらついてきます。1000万円は超えないようにしましょう。

 

3.創業時に政策金融公庫から融資を受ける予定でしたら、資本金額により融資金額が左右されます

創業時は、日本政策金融公庫からの借り入れがオーソドックスです。

設備投資資金がどれくらい必要か、運転資金がどれくらい必要かを試算して、資本金を決定します。

事業計画書が必須ですが、無担保無保証ですので、融資の第一候補です。

融資金額を多く考えている場合は、資本金もそれなりの金額を用意する必要があります。

 

昨日新しい事業を展開する予定のお客様とお話をしました。銀行とのやりとりで頭の中がモヤモヤしていらしたようで、お話の後で、「電話をもらってお話ししていたら整理されてきました」と仰っていました。

そんな風に仰ってもらえるのが、とても嬉しいですし、私の仕事の原動力になるのです。

会社を起こしたり、新しい事業を始める時に、いつでも相談に乗れるような存在であり続けたいと思います。

該当する助成金もできる限り、お探しして、資金繰りのお手伝いをさせていただきます。

いつでもご相談をお待ちしています!

 

 



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